今悩んだり辛くても、それが当たり前の生活の中にいると、日常生活を送れている間はその問題をそのままにするか、自分で何とかしようとストレス発散をしてみたり、友達や家族に話してスッキリしたりして乗り越えようとする人が多いんじゃないでしょうか。
自分で問題解決をしようと思って試行錯誤している人の中には、反省をして悪かったところや改善点を見出して次に活かそうとする人もいます。それは生きていく上で、とても大切なことなのですが、必要以上に反省会をしたり、自己価値が下がってしまうほど自分を責める人もいます。
私自身もですが、何が自分を苦しめる思考になっているか、どうしたらその状況を抜け出すことが出来るかは、自分で気づけないことも多いです。それは、自分の問題解決のバリエーションや、主観的なものの見方(自分がすべていけなかったなど)の影響を受けるため、結果的にどんどんと自分を落ち込ませ、追い込んでいくような思考の悪循環に陥ってしまうことがあります。
カウンセリングは「心が限界」になってからでないと受けられないものではありません。追い詰められる前に、「今の自分がなんだかしっくりこない」「毎日何か気持ちが上がらない」「こんな状態でカウンセリングって受けてもいいのかな」と思うくらいでも受けていいものです。
ぎっくり腰になって整体や病院に行って治すより、違和感がある時点でメンテナンスに行く方が、辛さも少なくてメンテナンスの期間も短く済むのでは、と素人ながらに思います。
心の状態にも同じことがいえるのではないかと思うことがあります。改めて自分の考えの流れについて話してみたり、そこでの感情について触れてみて、自分に向き合ってみると、自分が陥りやすいパターンや本当はどうしたかったかという気持ちに気づけることもあります。それに気づけると、同じやり方をするのか、別のやり方を試すのかを選ぶことができます。