「〇〇だったらどうしよう」と不安に思うことは誰にもあります。不安を感じると人の体は危機に備えて準備が出来ます。例えば「地震がくるかも」と不安になるからこそ、それに対する備えや避難場所の確認など命を守るために行動することが出来ます。
一方で、職場や学校で「自分の悪口を言ってるんじゃないか」「きっと私のことを悪く思っている」と不安になることもあります。「そんなわけない」「考えすぎてる」とわかっているのに不安がなくならないという”過剰な不安”があります。
過剰な不安は、そうならないように準備をどれだけしても不安がなくならないので、どこまでも備えようと努力し、それに疲れてしまいます。でもせずにはいられないというネガティブなループに陥ることも…。無くそう無くそうと不安と戦うことでかえって不安が増大することがあります。不安と戦うことは、不安を強めてしまっているんです。
じゃあどうすればいいか…。
不安をそのままにしておくことです。不安を感じることは悪ではありません、それに対して戦っても戦っても「でも」と不安が出てくることが過剰です。その不安との戦いを辞めたらどうなると思いますか?そのまま不安が強くなって、そしたらどうなるでしょうか?
試せる程度の不安から、試してみて下さい。不安に対処しようと、戦おうとすることなく、不安をそのままにしてみて下さい。